もし、ドーピング違反になってしまった場合、制裁の決定に大きな影響を与えるのが意図的かどうかになります。意図的であると判断された場合と意図的でないと判断された場合で、資格停止期間の長さが大きく異なります。

ただし、どれだけ意図的でないと主張しても、それを証明できなければ意図的であったと判断されてしまいます。
意図的でないことを証明するためには、どのように体の中に禁止物質が入ったのかを証明する必要があり、それができなければ意図的でないことを証明することはできないとされています。
日頃から医薬品やその他のサプリメントや食事などの生活に関わる記録を残しておくことで、禁止物質がどのように体に入ったのかを証明することに役立ち、意図的でないことの証拠として提示することができます。